skeb:21 春の猫耳巫女さん

銀髪赤目の猫耳巫女さんのオーダーをいただきました。

春の訪れ、上から描くか下から描くか

ご指定の「春の訪れ」を何で表現しようかずっと考えていました。
梅の木にとまるメジロ視点で俯瞰から描くパターンと、雪解けの中から現れる福寿草を見つけて微笑む様子をアオリで描くか。
食物連鎖的にも草が芽吹き始める→冬眠していた虫たちが起き始める→南方から鳥たちがやってくる、動物たちの繁殖が始まるという順番を考えるとやはり「訪れ」であるからには草……お庭……陽光を吸って淡く光る髪……何かそういう方向性で……行ったらいいんじゃない?

いやメジロと梅の木も捨てがたくない?梅って早春の季語だから訪れとして描いても間違ってなくない?

ひとまず両方をラフで描いてみますか……。

巫女装束はどうしてこんなに可愛いのか。

メジロは主人公の顔の近くに配置できるため、女の子と小鳥の視線の会話がすぐに伝わるようになる一方、
福寿草は画面のてっぺんにある女の子の顔→ほぼ真下の福寿草と支線の移動が大きくて、ある意味画面を無駄なく使っている感じがします。福寿草のほう、女の子の足元にあるのがわかりにくいかな……?とは思ったのですが、色がついたらちゃんと映えると思う。たぶん たぶん……。一応やってみましょうか。

色を置いたら気づいたのですが、福寿草の方はもしかすると袴の赤で埋もれちゃうかもですね。
足元の影の色とかをちゃんと考えて調合したらうまくいくかもしれませんが、
今回はメジロのほうで行こうかなと思います。

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