小杉放菴記念日光美術館さんから立派な図録をいただきました。
ありがとうございました!
御許可を頂きましたので中身も少し。
小杉放庵(または小杉未醒)氏は私の祖父の伯父です。
今年は没後50年ということで、出光美術館で展覧会があったり
NHKでドラマが放映されたりしていました。
代表作の「天のうづめの命」(出光美術館所蔵)は、印刷でしか
知らなかった頃は「かわいらしい絵だな」ぐらいしか
わからなかったのですが、先日出光美術館で現物を見た時
あの金の丸が日の丸ではという直感がやっと降りまして
このアメノウズメが踊って引き出そうとしているのは
天照大神に象徴された、戦後の日本人の元気なんだという事に気付き
それ以来、特に好きな絵のひとつになりました。
(その後キャプションにも同じ様な事が書かれてあったのに気付いたので、
自力で判りましたと張り切って言いにくいのですが……。)
この経験がきっかけで、絵画の写真を見る事はその絵を知る事
絵画の現物を見る事はその絵を体験する事なのかなと思うようになりました。
小杉放菴記念日光美術館は二荒山神社のすぐ近くにあります。
(高祖父が一時期神官を務めておりました。)
ご参拝のおりはぜひ美術館にもお立ち寄りください。