skeb 12:多次元の姫君

白いまつ毛のお嬢さんを描かせていただきました。

(記事末尾にご依頼者様向けのメッセージがあります。)

(※今回、スケジュール上の都合によりかなり長期にわたっての作画だったため完成後にまとめて記事を更新させていただきました。リアルタイムの更新を楽しみにしておられましたら申し訳ありません。)

かなり自由にお任せいただいたので、どのような方向性にするか考えた結果、
依頼者さんにとっての大事なプリンセスというイメージから始めました。
私の中ではプリンセスにとって仮面舞踏会が冒険や非日常の入り口になる印象がありましたので、仮面舞踏会を軸に盛ろうと思います。

私には珍しいタイプのキャラクターのご依頼というか、私の絵でもお砂糖菓子のような美少女キャラクターをお任せいただけるんだという嬉しい驚きがありまして、とにかく「可愛くなあれ、可愛くなあれ」と譫言のように唱えながら下絵を描いていました。

見本でいただいたすべての姿、「古神」「大天使」「天使」「魔王」「妖精」をモチーフにした仮面を散りばめることにしました。
どちらも彼女の一部であり、ゴンドラから岸に上がって舞踏会の舞台を変えるたびに姿も変わっていくようなイメージです。

……しかし、ゴンドラを入れると仮面の収まりが悪くなってしまうのではないかという不安が生まれてきました。
「ゴンドラに乗っている彼女」以上に「さまざまな世界を持つ彼女」を優先させたいため、ゴンドラから降りていただくほうがいいのか……?とも思ったのですが

こちらだと仮面の圧が強すぎてややホラーみがあるので、ゴンドラをもうちょっと頑張ってみるかな……。
今気づいたのですがちょっと前回の夏コミ新刊の表紙のようにもなってしまっている……。

……悪くないかもしれない。いけるかも。

ヴェネツィアのカーニバルはロボのようなシルエットになるまでみっっっしり着込むイメージがありますが
今回は彼女の見た目を優先させたいのと仮面が隠れないように描写したいので軽装にいたします。

白いまつ毛が特徴だそうなので、忘れないように描写いたします。

仮面の目の穴を抜くとちょっと怖いかなと思って白のままにしていたのですが抜いた方が仮面ぽいのでそうしました。

【完成】
このたびはありがとうございました。大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。

なお、重ねてのお詫びで大変恐縮ですが、最初に納品いたしました画像に誤りがあり、二つ前のサムネイルのものをお送りしてしまっておりました。待ちに待った納品報告によってご覧くださった結果途中経過のものを見せられてしまい、さぞ落胆されたのではないかと思うと慙愧の念に堪えません。心よりお詫び申し上げます。納期の関係で再入稿がかなわなかったため、大変恐れ入りますがフォームまでご連絡をいただけましたらpsdを送らせていただきます。ご検討いただけましたら幸いです。
https://forms.gle/ozxs5KLrpNQuQiXo9

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